ライオンズクラブ用語集

あ行

アクティビティ Service Activity

ライオンズクラブがその地域社会などに対して行うあらゆる奉仕活動のこと。
クラブが単独で行うのが基本であるが、現実には地域社会の情報化に伴い、幾つかのクラブが合同で、あるいは他の奉仕団体や地方自治体と合同で行ったり、地区単位で行う場合がある。また、地震や洪水などにより大災害が発生した場合、地区が全国のクラブに援助を呼びかけることもある。
ライオンズには国際アクティビティ機関としてLCIFがある。
アクティビティはクラブ存立の根幹にかかわる問題であり、各クラブは地域の人々から共感を得られるような、優れたアクティビティを実施するため日夜精進している。

アクティビティ・ブック Activities Book

地区大会や国際大会登録者に渡される、種々の催し物の入場券または割引券をまとめたつづりのこと。

アテンダンス(出席) Attendance

例会出席のこと。
会員の主要な義務の一つで、万一出席できなかった場合も、規則に基づいてメーク・アップすれば、出席したものとして取り扱われる。

アワード(賞) Award

国際会長または地区ガバナーなどから、個人またはクラブに与えられる各種の賞のこと。
会員キー賞、エクステンション賞、各種功労賞などがある。

インター・クラブの会合 Inter-Club Meeting

同一ゾーン、リジョンまたは地区内の他クラブとの会合のこと。
多くの場合社交的なものであり、強制的なものではない。

エクス・オフィシオ・メンバー(職権委員) Ex-Officio Member

発言権はあるが、表決権をもたない構成メンバーのこと。
ある役職に就くと、そのことから付随的に特権を持つこととなり、結果そうなる場合がある。
例えば、クラブ会長はクラブ各委員会のエクス・オフィシオ・メンバーである。

エクスカーション Excursion

チャーター・ナイト、地区大会などの際に行われる親善旅行、見学旅行などのこと。

エクステンション Extension

ライオニズムを拡張するという意味で、具体的には国の内外に新しいクラブを結成すること。
全国のクラブ数が3千余りに達した現在、新クラブの結成は一時期ほど多くはなくなったが、外国の地元クラブと合同での新クラブを結成や、最近では女性クラブ、シニア・クラブの結成がエクステンションの新しい方向を示している。

エル・シー・アイ・エフ LCIF

ライオンズクラブ国際財団のこと。
1968年に国際協会によって設立された財団。
日常の運営は、9名の委員から成る同財団執行委員会によって行われ、寄贈を受けた基金を運用して、大災害や緊急事態の救済その他全世界的に人類の福祉に貢献することを目的とする。

か行

会員委員会

選出される3年任期の3名の委員によって構成され、毎年1名の委員が選ばれてローテーション・システムによって1年ずつ順に委員、副委員長、委員長を務めるが、委員長は、会員理事としてクラブ理事会に加わる。

会員の移籍 Transfer of Membership

会員が一度クラブを退会し、再びクラブに復帰する場合、元のクラブに入会した会員を再入会員、他のクラブに入会した会員を転籍会員と一般に呼んでいる。
一度脱会した会員が6ヶ月以内にクラブに戻れば、国際協会入会金を支払うことなく会員資格を継続させることができるが、6ヶ月以上を経過した場合は、クラブ理事会の承認を得て新たに国際協会入会金を支払い新会員として入会する。ただし、国際協会に元のクラブでの在籍機関、役員歴、皆出席記録などを報告すれば、それらは新クラブの会員歴に追加される。

会員の在籍年数

青年会議所、ライオネスクラブ、レオクラブの会員であった者がライオンズクラブの会員になった場合、所定の手続きをすれば、その在籍年数をライオンズクラブの在籍年数に加算できる。ただし、この加算によって、より早く終身会員や優待会員になることはできない。

会員の種類 Categorise of Membership

会員の種類には正会員、不在会員、名誉会員、優待会員、終身会員、準会員および賛助会員の7種類がある。

会員理事 Membership Director

会員委員長が会員理事となる。
その責務は次のとおりにする。

  1. クラブのための会員増強プログラムを開発し、理事会に提出してその承認を得る
  2. クラブ例会で、優れた新会員を誘い入れることを常に奨励する
  3. 適切な会員獲得手続きが取られるよう留意する
  4. オリエンテーションの企画と実施に当たる
  5. 退会者を減らす方法について理事会に報告する
  6. これらの責任を遂行するに当たってはクラブの他の委員会と調整しあう
  7. ゾーン・レベルの会員委員会の委員となる

会計年度 Fiscal Year

ライオンズクラブ国際協会、複合地区、地区およびクラブの会計年度はすべて7月1日から翌年6月30日までの1年間であり、12月末を境として上半期と下半期に分けられている。

会則および付則 Constitution and By-Laws

国際協会会則および付則、複合地区会則、クラブ会則および付則、レオクラブ会則および付則などがある。
国際協会会則および付則はライオンズの最高規定である。
クラブは、クラブ会則および付則標準版を採用するよう勧められている。

会費 Dues

クラブ運営費に充てるために会員が納入するもので、その額はクラブごとにその規則で定めるが、会員費その他クラブ運営以外に使用されるものは会費とは呼ばれない。クラブは、この会費から国際会費(ライオン誌購読料などを含む)、複合地区会費(複合地区大会費を含む)、地区会費(地区大会費を含む)、ライオン誌日本語版特別負担金その他を支払う。

ガイディング・ライオン Guiding Lion

新結成クラブに対して必要な助力と指導を行い、その情報を地区や国際本部に報告する任に当たる会員のこと。多くの場合スポンサー・クラブの会員が任命され、結成後1ヶ年の任務が終了すると、国際会長から所定の賞が贈られる。さらに、2002年から新たに公認ガイディング・ライオン・プログラムが設けられ、研修を受けて資格を得た会員が2年間新クラブの指導にあたることになった。

ガバナー District Governor

正式には地区ガバナーといい、国際協会の役員として国際理事会の一般監督のもとに所属地区において国際協会を代表する者のこと。さらに、地区運営の責任者として、キャビネット幹事および会計(または幹事兼会計)、リジョン・チェアマン、ゾーン・チェアマン、その他単一地区または複合地区の会則および付則に定められたキャビネット構成員を直接指導監督する。
地区年次大会において選出され、その任期中に地区内のクラブに対して公式訪問を行う。任期は国際大会の閉会時から次の国際大会の閉会時までで、連続再選は許されない。

ガバナーエレクト District Governor-Elect

地区ガバナーは地区の年次大会で選出されて、その年度の国際年次大会閉会と同時に正式に就任するのであるが、選出されてから就任するまでの間、ガバナーエレクトと呼ばれる。また、副地区ガバナーの場合も同様である。

ガバナー協議会事務局 Office of District Governors Council

複合地区会則によって、それぞれの複合地区に設置され、複合地区の種々の業務を処理している。

ガバナー公式訪問 District Governor’s Official Visit

国際付則第6条5項(a)(5)に基づき、その任期中に必ず1回は原則として単位クラブを公式に訪問し、直接、指導監督すること。

ガバナー諮問委員会 District Governor’s Advisory Committee

ゾーン・チェアマンを議長とし、ゾーン内のクラブの会長および幹事で構成される地区ガバナーの諮問機関のこと。少なくとも年に3回定例会議を開く。

監査(クラブ) Audit

クラブ理事会は、年1回または理事会の判断により必要と認めたときは随時、本クラブの会計およびその執行について、クラブ会則第7条3項(d)によって監査を受けなければならない。
監査は公認会計士によるのが理想であるが、必ずしもそこまで行う必要はなく、会員中から2名程度の適任者を監査委員に選任して監査させてもよい。選任方法には選挙による選出およびクラブ理事会または会長による任命があるが、ことの性質上選挙による選出が望ましい。

換算率 Conversion Rate

国際会則によると、国際会費はUSドルまたはこれに相当するその国の通貨で支払うことになっている。
日本のライオンズの場合、クラブはドル相当額の日本円を第一勧業みずほ銀行本店ライオンズクラブ国際協会口座へ振り込む。ドルと円の換算率は毎月国際協会が決定し日本ライオンズ連絡事務所経由で地区ガバナーに通知され、請求書が送られるときには国際本部から各クラブにも通知される。

キー賞 key Award

2名以上の新会員をスポンサーにした会員に国際協会から贈られる賞のこと。
2002年に改正されて、新会員2名から500名まで17種類の新しいのデザインの賞がスポンサーした会員に贈られている。新クラブのチャーターメンバーを含めスポンサーした会員が1年と1日以上在籍しなければ、賞の対象にならない。2002年6月30日以前にスポンサーした新会員数は新しいキー賞(正式には「会員キー賞」という)プログラムに追加記録され、そのスポンサーがキー賞の受講資格を得たときには、自動的に贈られる。

キー・メンバー Key Member

キー賞を受けた会員のこと。

キャビネット Cabinet

地区ガバナー・キャビネット(District Governor’s Cabinet)の略。
議長としての地区ガバナー、前地区ガバナー、副地区ガバナー、地区名誉顧問会議長、キャビネット幹事、キャビネット会計、リジョン・チェアマン、ゾーン・チェアマン、地区委員長などをもって構成され、地区運営方針を決定し、その実行に当たる。

緊急援助資金(複合地区) Emergency Reserve Fund

複合地区において緊急災害に備え援助資金として積み立てたもので、複合地区が定めた緊急援助資金規定に従って援助が実施される。
この規定によって行われる災害援助は複合地区としての速やかな意思表示に重点を置くもので、大きな災害が生じた場合は、地区またはクラブは従来どおり援助活動を積極的に行うべきである。
緊急援助資金が著しく小額となった場合には、複合地区大会の決議を経て会員に資金の拠出を要請することができる。

グッド・スタンディング Good Standing

クラブが国際協会や地区に対して、国際会則第3条(会員)、第8条(会費)、国際付則第1条(クラブの責務)をはじめ会則・付則の各条項を遵守しているということ。
ステータス・クオであったり、国際(地区)会費が未納であったり、50ドル以上の一般債務の未払残高が90日以上経過したりなどしているクラブは該当しない。
グッド・スタンディング・クラブでなければ各種大会に代議員を派遣することができない。また、クラブを構成する各会員は、その所属クラブに対し上記に準じてグッド・スタンディング会員でなければならない。グッド・スタンディング会員でなければ代議員、クラブ、地区または国際協会の役員になることもできない。

クラブ会長優秀賞 Club President Excellence Award

グッド・スタンディング、マンスリー・レポートの提出、会員の純増加など一定の条件を満たしたクラブの当該年度の会長に国際協会から贈られる賞のこと。
申請用紙は、次期クラブ幹事用資料とともに国際本部からクラブあてに送付されるので、1年間保管しておかなければならない。

クラブ支部プログラム Club Branch Program

クラブ会則第5条により、20名に満たないため新クラブを結成できない場合に親クラブの1委員会として支部を開設し、独自に例会を開いて奉仕活動が始められるようになっている。

クラブ年次会合 Club Annual Meeting

毎年6月に理事会の決定する日時および場所で開催され、役員は任期中の最終報告を行い、新しく選出された役員が披露される。
例会をこれに当ててもよい。

クラブ副会長 Club Vice-President

会長の指揮のもとに、会長が割り当てた本クラブの委員会の活動の監理をする。
会長が何らかの理由によって任務の遂行が不可能になった場合、順位に従って会長の同等の権限を持って快調の任務を代行する。
クラブには第1、第2、第3の3名の副会長を置くことになっていたが、1995年から単に複数の副会長を置くことになっている。

クラブ理事 Club Director

任期は2年で、半数ずつ毎年改選される。
理事の呼称について、日本ではこれまで残任期間を基準とする例が多かったが、国際理事の場合と同様、また会員委員(3年任期)との兼ね合いもあり、1年目の理事を1年理事、2年目の理事を2年理事と呼称することになった。理事はクラブ役員(Officer)であり、すべての理事は他の役員とともにクラブ理事会を構成し、クラブ会則第7条3項の任務を遂行する。

ゲスト・スピーカー Guest Speaker

クラブ例会に招かれて講演する当該クラブ会員以外の者のこと。

国際協会日本事務所 Lions Clubs International Japan Office

公式クラブ用品の供給のほか、国際会費、LCIF寄付金等国際本部への振込金の管理、国際本部の指示による国内経費の支払いおよびライオンズの名称、マークの登録、統制に関する業務を行っている。

国際理事 International Director

全世界から33名の国際理事が選出され、選出方法は国際会則4条および付則第3条による。
国際会長、前会長、2名の副会長およびすべての国際理事によって構成されている国際理事会は協会の最高執行機関であって、国際大会直後、10月または11月、3月または4月および国際大会直前の年4回の定例会議を開いている。

国際理事会アポインティ Board Appointee

国際付則第7条によって国際理事会の各種委員会が設置され、すべての国際理事はそのいずれかの委員会に所属するが、国際会長は、国際理事のほかに7名を超えない範囲内で国際役員をこれら委員会の委員に任命することができる。この委員を国際理事会アポインティというが、国際知事会における表決権はない。

さ行

再入会員

会員が一度クラブを退会し、元のクラブに入会した会員のこと。
一度脱会した会員が6ヶ月以内にクラブに戻れば、国際協会入会金を支払うことなく会員資格を継続させることができるが、6ヶ月以上を経過した場合は、クラブ理事会の承認を得て新たに国際協会入会金を支払い新会員として入会する。ただし、国際協会に元のクラブでの在籍機関、役員歴、皆出席記録などを報告すれば、それらは新クラブの会員歴に追加される。

賛助会員 Affiliate Member

クラブの正会員として全面的に活動できないが、クラブとその奉仕活動を指示し、クラブを賛助したい地域社会の優れた人物のことで、1997年7月フィラデルフィア国際大会で国際会則が改正され、新設された会員。この会員籍はクラブ理事会の招請によって与えられる。
賛助会員は、自ら出席する会議においてクラブの事項に対する投票権を持ち、クラブの会員になることはできるが、クラブを代表して、地区(単一、準、または複合)大会または国際大会の代議員になることや、クラブの役員、また地区、複合地区、国際協会の役員ならびに委員に就くこともできない。
賛助会員は地区会費、複合地区会費、国際会費、そのクラブが課す会費を払わなければならない。

シェブロン Chevron

山形の襟章や袖章のこと。
従来、長期在籍を認めるチャーター・モナークとモナーク・シェブロンが会員に交付されていたが、シカゴ国際理事会(1998年10月)において1999年7月から交付されないことになり、長期在籍証明書も廃止された。
クラブは、チャーター・モナークとモナーク・シェブロンを、公式クラブ用品カタログにより購入することができる。

職権委員 Ex-Officio Member

発言権はあるが、表決権をもたない構成メンバーのこと。
ある役職に就くと、そのことから付随的に特権を持つこととなり、結果そうなる場合がある。
例えば、クラブ会長はクラブ各委員会の職権委員(エクス・オフィシオ・メンバー)である。

終身会員(ライフ・メンバー) Life Member

20年以上正会員であり、所属クラブ、その地域社会もしくは国際協会に対してその功績の著しい者
病気が重篤であるもの
15年以上正会員であり、少なくとも70歳に達しているもの
いずれかの項目該当する者は、次の手続きよって終身会員となることができる。

国際協会に対する本クラブの推薦

今後の国際会費全額代わりに300ドル、またはその相当額を本クラブから納入
国際理事会の承認
クラブは終身会員に対して適当な額の会費を課すことができ、終身会員は正会員としての義務を遂行しているかぎり、正会員の持つ全ての特権を持つ。
終身会員が他のクラブから招請を受けて転籍した場合、自動的に転籍先クラブの終身会員となる。
終身会員は例会の定期出席が(可能な限り参加すべきではあるが)不要となり、クラブ活動の参加も可能な限り参加するべきとされている。

準会員 Associate Member

元のクラブに主な会員籍を置きながら、本クラブのある地域に居住または職業を持っている会員のことで、1996年7月のモントリオール国際大会で国際会則が改正されてできた全く新しい概念の会員である。
この種の会員籍はそのクラブの理事会の招請によって与えられ、理事会によって毎年検討される。そのクラブは月報で準会員を報告してはならない。
準会員は実際に出席している会合でクラブ問題について投票する権利を有するが、準会員の資格を与えたクラブを代表して地区(単一、準、または複合)大会または国際大会の代議員となることはできない。準会員は準会員籍を置いているクラブを通してクラブ、地区、国際役員にはなれないし、地区、複合地区、国際委員になることは出来ない。
国際会費、地区(単一、準、または複合)会費は準会員の所属クラブには課されないで、正会員として所属しているクラブに課される。ただし、準会員の所属クラブは準会員に適当と思われる会費を課すことができる。
この準会員の取り扱いについては予め元のクラブと新しいクラブで、次の事項について協議、決定しておくことが望ましい。

準会員の新クラブでの例会出席について元のクラブへの月々の報告
原則として徴収しないが、必要な場合の新クラブへの入会金
新クラブへ納入する準会員の年額運営費、アクティビティ資金など

準地区 Sub-District

複合地区の一部分を形成する1地区のこと。
準地区は地区ガバナーを選出する。特に区別を要しない場合は、単に「地区」と呼称すればよい。

新世紀ライオンズクラブ New Century Lions Club

成人年齢から35歳までに限定してクラブを結成し、7年間は35歳以下の成人のみを招請する、新しいエクステンションの形態。
その後クラブが成長して普通のライオンズクラブになる(加入年齢枠廃止)。

ステータス・クオ(活動停止) Status Quo

クラブは次の場合国際理事会からステータス・クオ(活動停止)処分にされることがある。

国際協会の目的に違反したとき
ライオンズクラブにふさわしくない行動をしたとき
納入日を過ぎて90日以内に国際または複合、準地区会費を納入しないとき
出席率が著しく低いとき
6ヶ月以上引き続いて月報を提出しなかったとき
クラブが解散を決めたとき
他のクラブと合併したとき

スポンサー Sponsor

新会員をクラブに推薦すること、またはその推薦を行った会員のこと。
スポンサーとなった会員は、新会員に対して常に関心を持ち、新会員が活動的な会員になれるよう配慮するとともによき相談相手とならなければならない。
クラブが新クラブの結成を主力となって推進することもスポンサーといい、このクラブをスポンサー・クラブと呼ぶ。スポンサー・クラブは新クラブ結成後も、例会の指導やチャーター・ナイト開催の援助など、あらゆる指導と援助をする。YEにおいて、青少年を送り出す側になるクラブなど、ある事業について特別の面倒をみるクラブもまたスポンサー・クラブと呼ばれる。

スローガン Slogan

「Liberty,Intelligence,Our,Nation’s Safety(自由を守り、知性を重んじ、我々の国の安全をはかる)」が国際協会のスローガンである。
また、複合地区や地区大会においてアクティビティの統一的目標を示すスローガンが採択されることが多い。

正会員

ライオンズクラブの会員であることから生じるすべての権利と特権を持ち、また全ての義務を負う会員のこと。
この権利は、他に規定する資格を満たしていれば、本クラブ、地区および国際協会の役職に就く権利、および会員の表決を要するあらゆる事項に対する投票権を含み、また義務は例会出席、速やかな会費納入、クラブ活動参加および本クラブが地域社会によい印象を与えるような行動を含む。

ゾーン Zone

地区ガバナーは、地区管理のため、地区をいくつかのリジョンに分け、さらに、そのリジョンを4ないし8のクラブから成るゾーンに分ける。
ゾーンごとにゾーン・チェアマンが地区ガバナーによって任命される。

ゾーン・チェアマン Zone Chairman

地区ガバナーおよび(または)リジョン・チェアマンの指導監督を受け、責任者としてゾーンの運営に当たるとともに、ゾーンにおける地区ガバナー諮問委員会の委員長として同委員会定例会議を開催し議長を務める者のこと。

ソング・リーダー Song Leader

例会や各種の催しでライオンズソング、その他の歌などを参加者が気楽に歌えるように音頭をとる者のこと。

た行

大会 Convention

国際大会、複合地区大会、地区大会などがある。
国際大会は国際協会の最高の議決機関で、国際会長、副会長、理事を選出し、国際会則改正の権限を持つ。
複合地区大会は国際知事候補者などの推薦、複合地区に関する決議を行うほか、複合地区会則改正の権限を持つ。
地区大会は地区ガバナーおよび副地区ガバナーを選出し、国際理事候補者などを推薦し、地区に関する決議を行う。
国際協会へ提出する議案は複合地区大会を経由しなければならない。国際大会、複合地区大会、地区大会の開催都市はそれぞれ国際理事会、ガバナー協議会、地区キャビネットで決定される。

代議員 Delegate

代議員はクラブの会員の中から選ばれ、国際大会、複合地区大会、地区大会などに出席して議案について表決する者のこと。
代議員の数は、国際大会へは会員25名ごと、その他の大会へは在籍1年と1日以上の会員10名ごとに1名とし、代議員に欠員が生じたときは補欠の者を代議員として表決に参加させることができる。代議員でなければ大会に出席しても表決権を持たない。東洋東南アジア・フォーラムに参加する会員もDelegateと呼ばれることもあるが、これは単なる代表程度の意味で、正式の意味での代議員ではない。

地区 District

国際協会は、クラブを管理するために多くの地区に分けられており、地区には単一クラブ(Single District)、準地区(Sub-District)および複合地区(Multiple District)がある。
国際付則第2条2項により地区編成の必要最低条件は、35クラブおよび1,250名の会員数である。なお国際理事会の承認により規定に満たない暫定地区(Provisional District)や規定を維持できなくなった移行地区(Transitional District)が存在する。
単一地区とはある一定の地域または国が一つの地区を形成し、1名の地区ガバナーを選出している場合をいう。2名以上の地区ガバナーを持ち、それが一つの単位としてまとまって運営されている地域を複合地区といい、その構成単位を準地区という。日本には330・331・332・333・334・335・336および337の八つの複合地区があり、330-A地区という場合は330複合地区の中のAという準地区を示すことになる。

チャーター(認証・認証状) Charter

国際知事会は、 新たに結成されたクラブを国際協会の一員としてチャーター(認証)し、その証(あかし)としてのチャーター(認証状)をおくる。
チャーター(認証)されたクラブは、その日からライオンズクラブ国際協会の会員となり、すべての権利、義務が与えられる。

チャーター・ナイト(認証状伝達式) Charter Night

新クラブが国際協会の一員となった証(あかし)として交付される認証状の伝達のこと。
地区ガバナーが国際協会を代表して行うのが通例で、ブラザークラブは招かれて祝意を表し、新クラブはチャーター・クラブとしての誓約を行うなど、門出を祝う行事がなされているが、奉仕団体の発足にふさわしいものとし、特に華美にならないよう留意する必要がある。

チャーター費 Charter Fee

クラブ結成のときに、チャーター・メンバーが国際本部へ納める金(30ドル相当額)(転籍チャーター・メンバーの場合は20ドル相当額)のこと。

チャータ-・メンバー Charter Member

クラブ結成の際の創立会員のこと。
結成後90日以内(ただし、90日より前にチャーター・ナイトが挙行された場合には、その時点まで)に新結成クラブに加わった会員は、前記チャーター・メンバーとして登録することができる。会員としての義務と権利に付いては、その他の会員と異なるところはない。
チャーター・メンバーは一度退会しても、元のクラブに再入会して奉仕暦維持書式によって国際本部に申請すれば、再びチャーター・メンバーとなる。しかし、他のクラブに入会した場合はチャーター・メンバーとはならない。

テール・ツイスター Tail Twister

クラブ役員の一人で、例会やその他の会合で適切な余興やゲームを行ない、会員にファイン(罰金)を上手に課すことによって会合の調和、友好、活気を促進する。
テール・ツイスターのファインを課す決定はいかなる規制も受けない。
1998~99年からテール・ツイスターをクラブに置くか否かはクラブが自由に決めてよいことになったが、日本ではテール・ツイスターはファインのほか、ドネーション(寄付金)にも深くかかわっているので、一般にその設置は必要と考えられている。

ディレクトリー(名簿) Directory

国際協会の名簿(International Directory)には国際役員をはじめ全世界のクラブ会長名およびその住所、例会の日時・場所などが掲載されており、クラブ間の文通や海外旅行でメーク・アップするのに使われている。
クラブおよびクラブ会員は8.64ドルおよび送料実費を支払って購入することができる。

転籍会員

会員が一度クラブを退会し、他のクラブに入会した会員のこと。
一度脱会した会員が6ヶ月以内にクラブに戻れば、国際協会入会金を支払うことなく会員資格を継続させることができるが、6ヶ月以上を経過した場合は、クラブ理事会の承認を得て新たに国際協会入会金を支払い新会員として入会する。ただし、国際協会に元のクラブでの在籍機関、役員歴、皆出席記録などを報告すれば、それらは新クラブの会員歴に追加される。

登録料 Registration Fee

ライオンズの各種催しの際の参加料のこと。

東洋東南アジア・フォーラム Orient and Southeast Asian Lions Forum

国際協会は会則で七つの地域(Area)に分けられており、日本は「東洋東南アジア」に含まれている。東洋東南アジア・フォーラムは親善を深めることを主目的としてこの地域内のライオンズ国(日本、中華民国、フィリピン、香港、マカオ、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、韓国、タイ、グアム、パラオ、ミクロネシア、サイパン、モンゴル、カンボジア、広東、深 )のクラブ代表の参加によって開催され、この地域に共通の問題を話し合っている。
国際理事会は、このような地域フォーラム(Area Forum)を、友好、親善、経験交換、ライオニズムの高揚のための行事として認めているが、その決議はクラブまたは会員を拘束することはできないという点で、地区大会、複合地区大会、国際大会と基本的には異なる。
東洋東南アジア・フォーラムはOSEALフォーラムと略称される。

ドネーション(寄付金) Donation

会員の慶事、誕生、結婚、入学、新築、全快などの内祝や弔意、見舞などに対する謝礼その他の意をもって会員が自発的に行った寄付金のこと。金額に制限はない。
テール・ツイスターはいろいろな事実を紹介して、会員が寄付を行うのを助ける。

な行

日本ライオンズ連絡事務局 Japan Lions Office

複合地区会則第10条に基づいて設置され、各複合地区共有・共同の事務局として、日本国内の各複合地区に共通する事務の処理を行っている。
主な事務は、全日本レベルで活動する複合地区連絡協議会に関する事項、複合地区費・地区費などの請求、国際協会との連絡、日本からの国際理事会構成員に関する事項その他である。

入会金 Entrance Fee

新会員は入会に際し、クラブ会則で定められた入会金を納入する。クラブはこの中から、国際協会入会金を国際協会へ納入する。国際理事会は現在国際協会入会金を25ドルと定めている。

認証状 Charter

国際知事会は、 新たに結成されたクラブを国際協会の一員としてチャーター(認証)し、その証(あかし)としてのチャーター(認証状)をおくる。
チャーター(認証)されたクラブは、その日からライオンズクラブ国際協会の会員となり、すべての権利、義務が与えられる。

は行

バナー Banner
正式クラブ旗のこと。
各クラブの創意と工夫で作られるテーブル・バナーあるいはフレンドシップ・バナーのことを単にバナーという場合も多い。このバナー交換が国の内外を問わずクラブの間で行われている。

ファイン Fine
クラブ会則ではファイン(罰金)の額はクラブ理事会が定める額以下とし、1会合で同一会員は2回を超えてファインを課せられることはない。
ライオンズの例会その他の会合において、その場の空気を沸き立たせ、会員相互の親睦を図る目的で、テール・ツイスターはファインを課す権限を持っており、またテール・ツイスターからは満場一致でなければファインを取ることができない。
集まった全ての金額は直ちに会計に引き渡し、領収書を受け取る。
ファインは金額的には僅少なもので、アクティビティ資金の当てにするべきではなく、運営費に繰り入れるのが原則である。

フォーラム Forum
国際協会の目的の(g)項にいう自由に討論できる場を指すが、その決議が会員およびクラブに対して拘束力を持たない会合を、大会と区別してこのように呼ぶこともある。

複合地区 Multiple District
1国または1地域が多数の地区に分割されているとき、これらを総合して複合地区を作り、複合地区を形成する各地区は準地区(Sub-District)となる。複合地区は複合地区会則に基づいて運営されている。1976年7月から日本ライオンズは330・331・332・333・334・335・336および337の八つの複合地区に分割され、それぞれのガバナー協議会のもとに複合地区が運営されている。しかし、会則、YE活動、国際大会参加など共通の問題は8複合地区の協議によって処理されている。

副地区ガバナー Vise District Governor
国際付則第3条9項(b)によって設置される役職で、地区は、それまで設置するか否かを選択できたが1994年7月から副地区ガバナーを選出しなければならなくなった。その任務は、地区ガバナーの首席補佐役として地区ガバナーの任務に精通しておくことで、通常、次の地区年次大会において地区ガバナーに選出される。

不在会員
本クラブ所在地から転出したクラブ会員、または健康その他の正当な理由によって規則正しくクラブの会合に出席することが不可能な会員で、本クラブにとどまることを希望し、これを本クラブ理事会が認めた者のこと。
不在会員の資格は6ヶ月ごとに本クラブの理事会で再検討されるものとし、不在会員は、役職に就いたり、地区または国際大会または会合において投票することはできない。
不在会員はクラブが課す会費を納入しなければならない。その会費には地区および国際会費が含まれる。

ブラザー・クラブ Brother Club
兄弟クラブのこと。
狭い意味では同一クラブによってスポンサーされたクラブ同どうしのことを指すが、広く全地区、全日本、全世界のクラブをこのように呼ぶ場合が多い。

ホスト・クラブ Host Club
客を迎える主人側のクラブの意味で、会合、催しなどを主催する地元のクラブやYE学生の受け入れ側のクラブをこのように呼ぶ。
地区大会や複合地区大会を設置するのもホスト・クラブであり、また同一市内に多くのクラブがあるときは、そのうちの最も古いクラブは国際協会の認可に基づいてホスト・クラブと名乗ることができる。

ま行

マンスリー・レポート(月例会員報告書) Monthly Membership Report

クラブ幹事が毎月国際本部に提出する「月例会員報告書」のこと。
その中には、会員の推移などが記入される。報告書の写しは、地区ガバナー、副地区ガバナー、リジョン・チェアマン、ゾーン・チェアマンなどへ送付する。
なお、アクティビティの報告は年度末に「年次クラブ・アクティビティ報告書」で行う。

メーク・アップ Make up

代替え出席のこと。
メーク・アップ規則は次のとおりとなる。

  1. 例会の前後それぞれ13日間以内に次のいずれかに該当する

    (a)他クラブの例会または特別会合への出席

    (b)所属クラブの理事会の会合への出席

    (c)所属クラブの常設委員会の正式会合への出席

    (d)所属クラブ主催の会合(クラブ・アクティビティ資金獲得活動を含む)への出席

    (e)リジョンまたはゾーンの会合への出席

    (f)国際大会、東洋東南アジア・フォーラム、複合地区、地区大会またはその他の正式なライオンズの会合への出席

    (g)上記期間中における国際本部、外国の地区または複合地区(state)事務局訪問(訪問の証明書が用意されている)

  2. 病気のため欠席した会員は医師の診断書を提出することによって自動的に出席したものとみなされる。
  3. 軍務、証人として裁判所出席、公務出張、公職選挙法による公務、条例の要請のため欠席した会員は出席したものと見なされる。この場合証明書の提出を求めるかどうかはクラブの理事会が決定する。
  4. 職務の関係で相当日数にわたる出張(海外出張含む)のため、例会に出席不可能であり、クラブが正当と判断した場合は出席と見なされる。
  5. 近親者(配偶者、2親等内の血族および1親等内の姻族)の喪に服する場合、10日間以内は出席と見なされる
  6. 妊娠または出産のために会員がやむおえず例会を欠席しなければならない場合、クラブ理事会とその会員が適切であると合意した期間は、出席したものとみなされる。
  7. 会員が出席メーク・アップの必要要件を満たしていることを証明する責任はクラブ幹事にある。

名誉会員

本クラブの会員以外の者で、本クラブの所在する地域社会または本クラブのために著しい貢献をし、本クラブが名誉会委員の称号を与えることを希望した者のこと。
本クラブは名誉会員の入会金、地区および国際会費を支払う。
名誉会員は会合に出席できるが、正会員の持つ特権は持たない。

や行

優待会員

15年以上クラブに在籍した会員で、病気、虚弱、老齢その他本クラブ理事会の認める正当な理由により正会員であることを放棄した者のこと。
優待会員はクラブが課す会費を納入しなければならない。その会費には地区および国際会費が含まれる。
投票権および会員としてのその他のすべての権利を持つが、クラブ、地区または国際協会の役員になることはできない。

ら行

ライオニズム Lionism

最も崇高な人道的奉仕の理想に専念する、ライオンズという共同体の連帯の意識のこと。
国籍、主義の異なった、また国境や海や迷信などで引き離された人々をつなぎ合わせて、よりよい世界へ導こうとする信念である。

ライオン誌日本語版 The Lion in Japanese

グッド・スタンディングの会員数が5,000名以上に達した地域においては、国際理事会の承認により、国際会則第8条2項(d)でいう公式雑誌(北米版・スペイン語版)とは別個に、その地域独自の雑誌を発行することができる。
ライオン誌日本語版もそのうちの一つで、国際理事会の全面的な統括監督のもとに発行され、複合地区のガバナー協議会議長は他の複合地区のガバナー協議会議長よよもにその監督に当たる。

ライオンズ・カラー Lions Color

紫色および金色。紫は高貴と荘厳を、金色は同様高貴を表し、太陽とその光芒を象徴するものである。

ライオンズクラブ国際財団(LCIF)

1968年に国際協会によって設立された財団で、日常の運営は、9名の委員から成る同財団執行委員会によって行われ、寄贈を受けた基金を運用して、大災害や緊急事態の救済その他全世界的に人類の福祉に貢献することを目的としている。

ライオンズ(奉仕)デー Lions Day

1917年10月8日から3日間テキサス州ダラス市で開かれた最初の国際大会を記念して、毎年10月8日をライオンズ・デーとし、活発な記念事業を行っている。
ライオンズ・デーは、1962年の日本の各地区年次大会および1965年の東洋東南アジア大会でその実施が決議され、さらに、1970年7月マッカロー国際会長は就任あいさつの中で初めてこれを世界ライオンズ奉仕デー(Would Lions Service Day)として実施することを訴えた。

ライオンズ・ローア Lions Roar

文字どおり「ライオンズのおたけび」で、意図するところは、本来、退屈、疲労または眠気を一掃するため、議事を中断し、全員起立して両手を前方水平に突き出しつつ、勢いっぱい「ウォーッ」とやったところにあるらしい。
会議の終了を示す場合または気勢をあげる形式としてのローアは、時代とともに推移したものと考えられる。
いずれにしても本来一声形式のものであるが、万歳三唱などの風習に従い、三声形式も我が国では広く慣習化されている。

ライオン・テーマー Lion tamer

クラブ役員の一人。旗、バナー、ゴング、木槌、歌集、名札掛けを含め財産及び備品管理の責任を持つ。各会合の前にそれらを適切な場所に配置し、会合後は適切な保管場所に戻す。会合中は会場の秩序を維持し、出席者が適切に着席しているかどうかに留意し、クラブおよび理事会の会合に必要な会報、記念品、その他の印刷物を配布する。新会員が各会合ごとに違ったグループと同席し、よりよく知られるように特別配慮する。

ライオネス Lioness

ライオネスクラブの会員のこと。

ライオネスクラブ Lioness Club

ライオンズクラブが奉仕活動を行なうに当たって女性の協力を得るとともに、地域奉仕の機会を作ることなどを目的として結成されるもので、ライオンズクラブのアクティビティの一つ。
ライオンズクラブのスポンサーおよび管理のもとに、主としてそのライオネスクラブの理事会が適当と認める地域社会の青年女性をもって組織される(男性も入会することができる)。
ライオネスクラブの会員であった者がライオンズクラブの会員になった場合、その在籍年数、皆出席などの実績は、ライオンとしてのそれに加えられる。

リジョン Region

地区ガバナーがリジョン・チェアマンを任命した場合、地区は地区ガバナーにより、クラブの地理的位置によって10ないし16のクラブから成るリジョンに分けられる。
そしてリジョン・チェアマンがその運営に当たる。

リジョン・チェアマン Region Chairman

地区ガバナーの指導監督を受け、責任者としてリジョンの運営に当たる者。
リジョン内の各ゾーン・チェアマン、および地区ガバナーが担当するように決めた場合は地区委員長の活動を監督する。

リテンション Retention

会員の脱落を防止し、会員数を維持すること。
新会員の獲得も重要なことであるが、現在の会員のクラブに対する興味と関心を高め、脱落の防止に務めることは極めて重要なことである。

例会(クラブ) Club Regular Meeting

例会の出席は会員の基本的義務の一つ。
理事会によって推薦され、クラブで承認された日時および場所で少なくとも月2回開かれる。
全ての例会は決定された時刻どおり速やかに開会し、また閉会する。会則および付則で他に特に規定する場合を除き、例会の通知は理事会が適当と認めた方法で各会員に対して行われる。

レオクラブ Leo Club

ライオンズクラブのスポンサーおよび管理のもとに、スポンサー・ライオンズクラブのレオクラブ・プログラム委員会が適当と認めた青少年男女によってクラブの所在する地域に組織され、青少年に指導力(Leadership)、経験(Experience)、機会(Opportunity)を与え、個性豊かな人間に成長させるための奉仕活動を推進し、会員の間に友情、親善および相互理解の精神を育成することを目的としている。
毎月2回以上例会を開き、スポンサー・ライオンズクラブが適当と認めた額の会費を会員から徴収する。
レオクラブの会員であった者がライオンズクラブの会員になる場合、所定の手続きをすれば、レオとしての在籍年数が加算される。

レオ顧問 Leo Club Advisor

スポンサー・ライオンズクラブの会員の中から選任され、レオクラブの運営のあらゆる方面にわたって、レオクラブ会員に対する指導・推励・援助などを担当するとともに、レオ、ライオンズ両クラブ間の連絡の役目を受け持つ会員のこと。
ただし、学校を基盤としてレオクラブが結成される場合には、先生の中からレオ顧問が選ばれ、スポンサー・クラブのレオ顧問と共同でその任に当たることもある。

レオ・デー Leo Day

1979年、80年の各複合地区大会において、3月の第3日曜日を「日本レオ・デー」とすることが決議された。その後、国際理事会によって、最初のレオクラブが結成された日(12月5日)を「国際レオ・デー」とすることが決議されたが、「日本レオ・デー」は時期的にも適切であるとの理由で存続されている。
この日を記念して、奉仕活動やPR活動が広範囲にわたって実施される。

ロバート議事規則 Robert’s Rules of Order

米国の将軍ヘンリー M. ロバートが米議会の習慣を中心に議事進行の規則を集大成、成文化したもので(1876年初版、1915年改訂版)、特に定められた規則のない場合の議事進行に広く用いられている。
会議の進行方法、特に各種動議の取り扱い、登壇者、討議、投票などについて各事例ごとに詳細な記述があり、中には我が国になじみの薄いものもあって、この議事規則のすべてに精通することは困難であろうが、規則の目的とするろころは、多数決、少数意見の尊重、不在者の権利の擁護という民主主義の原則の実現であり、「規則のないところでは、すべての人々が自分自身の考えで正しいと思う行動をしても、真の自由は存在しない」と原著者は述べている。
この議事規則は時に応じて改訂されるので、最新版によるよう心がける必要がある。

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